朝から音をたてて雨が降っています。
昨日までの夏のような暑さも昨日までのこととも思えないほどです。
さて・・・先日行ってきた山梨のお寺のお話です。
中央高速を須玉ICで降り、清里方面へ。
時折姿を現す八ヶ岳を見上げながら走ります。
途中から津金方面に入ると今度は右手に南アルプスですが、雲がかかっていてよく見えません。
なだらかな傾斜地に棚になって田んぼが広がり、所々で田植えをしていました。
水が入り、人の手が入り、慈しまれている田は美しいですね。
山道に沿う集落地の神社でケヤキの大きなのを見上げ、また舗装された山道を上がっていきます。
山梨県・須玉の海岸寺。
随分以前から訪ねて見たく思っていた古寺でした。
随分以前から釣竿もってだとか、山靴やらカメラをもってだとか、仕事だとかでこの近辺にはよく来る機会があったのですが、
なかなか立ち寄れないでいたお寺でした。

杉などの林のなかの古い石畳の坂を登ると山門がみえてきます。
山門を入ると、すぐ左手に大きな杉があります。
見上げると途中から3本ほどに幹が分かれて青い空を突いています。

そして右手には、悪いことしたらあきません、善い事しなさいと書かれた石碑と、そのあたりまえのことがなかなか出来んのですわ・・
というお顔のかたが迎えてくださいました。

さてこの海岸寺は1300年ほどの歴史を有する古寺ですが、織田信長の甲斐攻めでの焼き討ち、その後江戸時代初期に火事で
全山消失し、現在の建物はすべてその後建てられており、現在は臨済宗妙心寺派のお寺になっております。
私が以前からこの海岸寺を訪ねて見たくおもっていたのは、江戸時代の石仏師・守屋貞治(1765−1832)が10年以上
の歳月を費やして彫った石仏が百余軀あるからでした。

守屋貞治の彫りあげた石仏は以前、長野県駒ヶ根の光前寺で見ていますが、ここ海岸寺では本堂前、本堂脇に並べられております。


山ふところの寺院ですから大変静かでゆっくり拝観します。
山門を入ったところにある如意輪観音とともに私がながく足を止めてみたのが観音堂脇のこの地蔵さんです。

大変永い歴史をもつお寺ということでしたが目に付くものは江戸時代からのもので、裏山の急傾斜の土の中に埋もれている
かもしれないそれ以前の石造品のことなどを思ってしまうのでした。
本堂裏に石造品が寄せられておりました。
そしてその傍らにこの六地蔵の板碑が立っておりました。

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