庭の時間 200705

庭の時間


若葉に雨】
昨日のこと。
片付けが済みそうになった頃、雨が降り出しました。

雨の予報が出ていましたから、朝からなんとなく雨のニオイがしていて、実は、楽しみにしていました。

掃除を終えた庭にシトシト雨が振り出すのを待っていたのです。

茶室の軒内にはいり庭の石や草が濡れていくのを見ていました。

f2


庭と墓地の境にある柿の小さな実が庭に沢山落ちていました。
自分で落としたのでしょう。
柿の木にはそれでも実が残り、雨に濡れだしています。

若葉に雨・・
しばらく見て帰ってきました。

[2007/05/31 07:38] 庭にて | コメント(2) | トラックバック(0)






草いきれ】
一月ぶりに港区のお寺へ。
向かう途中、運転中に・・植えたタマリュウが枯れていたらどうしよう・・とか、立てた石がぐらついていたらどうしようとか・・小心で臆病な風が運転席に立ち込めます。

ビルに囲まれた寺の無縁塔のまえで見上げてみました。
万霊

カメラを覗きながら・・最近、墓ばかり撮ってるなぁ・・と独り言。

ひと月ぶりに庭に入って見ましたら、
枯れている草もなく、
倒れている石も無く、
ただただ植えた以外の草がゆったりと揺れていました。
なんだか、
草いきれ・・という言葉をおもいだしました・
f

[2007/05/29 20:17] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






山梨県・海岸寺近くの墓地にて】
海岸寺を観て、丹念に手入れされている田や所々で田植えをしている様子を眺めながら谷間の道を下ってきました。
途中にバスの旋回所があってちょうど、バスが入ってきましたので、停車して待ちながら
ふと脇をみると人が歩いて登れそうな山道が・・。

誘われたような気がして、カメラをもって足元を気にしながら登っていきます。
竹林を過ぎると小さな林とそれに囲まれた人気のない寺院様式の屋根をもつ建物がありました。
そしてそこから少し上がったところに墓地があるようでした。

・・・


この建物の回りには六地蔵燈籠などが傾いて埋まっており、その一角にこんな石造品が石の上に置かれておりました。

・・2

手の込んだ厚い装飾笠もつ供養塔で種子に囲まれて大日如来が坐っております。

気持ちのいい木陰で佇んだあと、足元を気にして墓地に上がっていきました。

林を切り開いたと思われるところに、雑草が伸び始めてはいますが定期的に手入れがされているようすの墓地がひろがっています。

大きな林の木をふと見上げると、

ホオノキ

ホオノキです。

・・・
さて墓地には幾つかの新しいお墓とともに古いお墓や、供養等、石仏などが並んでいます。

またそれらとは別に道祖神のようなものや双体、三体のお地蔵、
一字一石塔などが置かれておりました。
近くの集落や道路沿いにあったものが集められているのでしょうか。

暑い日ざしをあびながら見てゆきます。
墓地3


墓地5


林を切り開いたと思われる墓地ですから強い日差しが容赦なく照りつけます。
蝉の鳴き声が響きわたっても可笑しくないような暑さです。

私の眼を引いた石造物です。
馬頭、聖観音、如意輪などの観音が六軀、浮き彫りされております。

墓地4

この墓地の古い石造品で刻印があるものは明和など江戸時代の刻銘をもつものがほとんどでした。

樹間から水が張られた田んぼが見え隠れする道を下ってきますと、
先ほどのバスが止まっていて運転手氏はハンドルにもたれて居眠りしておりました。
[2007/05/25 16:31] 庭にて | コメント(1) | トラックバック(0)






山梨県・海岸寺】
朝から音をたてて雨が降っています。
昨日までの夏のような暑さも昨日までのこととも思えないほどです。

さて・・・先日行ってきた山梨のお寺のお話です。

中央高速を須玉ICで降り、清里方面へ。
時折姿を現す八ヶ岳を見上げながら走ります。
途中から津金方面に入ると今度は右手に南アルプスですが、雲がかかっていてよく見えません。
なだらかな傾斜地に棚になって田んぼが広がり、所々で田植えをしていました。
水が入り、人の手が入り、慈しまれている田は美しいですね。

山道に沿う集落地の神社でケヤキの大きなのを見上げ、また舗装された山道を上がっていきます。

山梨県・須玉の海岸寺。
随分以前から訪ねて見たく思っていた古寺でした。
随分以前から釣竿もってだとか、山靴やらカメラをもってだとか、仕事だとかでこの近辺にはよく来る機会があったのですが、
なかなか立ち寄れないでいたお寺でした。

海岸寺1


杉などの林のなかの古い石畳の坂を登ると山門がみえてきます。
山門を入ると、すぐ左手に大きな杉があります。
見上げると途中から3本ほどに幹が分かれて青い空を突いています。

海岸寺3


そして右手には、悪いことしたらあきません、善い事しなさいと書かれた石碑と、そのあたりまえのことがなかなか出来んのですわ・・
というお顔のかたが迎えてくださいました。
海岸寺2



さてこの海岸寺は1300年ほどの歴史を有する古寺ですが、織田信長の甲斐攻めでの焼き討ち、その後江戸時代初期に火事で
全山消失し、現在の建物はすべてその後建てられており、現在は臨済宗妙心寺派のお寺になっております。

私が以前からこの海岸寺を訪ねて見たくおもっていたのは、江戸時代の石仏師・守屋貞治(1765−1832)が10年以上
の歳月を費やして彫った石仏が百余軀あるからでした。

海岸寺4


守屋貞治の彫りあげた石仏は以前、長野県駒ヶ根の光前寺で見ていますが、ここ海岸寺では本堂前、本堂脇に並べられております。
海岸寺5

海岸寺6


山ふところの寺院ですから大変静かでゆっくり拝観します。
山門を入ったところにある如意輪観音とともに私がながく足を止めてみたのが観音堂脇のこの地蔵さんです。

海岸寺7


大変永い歴史をもつお寺ということでしたが目に付くものは江戸時代からのもので、裏山の急傾斜の土の中に埋もれている
かもしれないそれ以前の石造品のことなどを思ってしまうのでした。
本堂裏に石造品が寄せられておりました。
そしてその傍らにこの六地蔵の板碑が立っておりました。
海岸寺9


[2007/05/25 12:02] 石造品 | コメント(2) | トラックバック(0)






里川】
五月もはや後半です。
去年、一昨年ほどの忙しさは無く、ゆったりペースで庭に入っています。
一昨日は山梨まで車を走らせ大きな木や石仏・お墓で供養等などをみてきました。
写真の整理がついたらUPしようと思います。

今日も暑い日でした。
お客さんの庭の石垣に垂れ始めたマツバギクは乾いた情熱のようでやってくる夏を連想させます。
それでも日陰にはいるとヒンヤリしてまるで、北海道の夏のような陽気でした。

昼休みに庭の近くを流れる、東京都と神奈川県を分けている川を橋の上から覗いて見ました。

そういえば、朝のニュースによると尾瀬が山開きしたそうです。
070523

[2007/05/23 19:51] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






建長寺庭園】
さて・・先日訪ねた鎌倉の古刹・建長寺の庭園です。
建長寺1


建長寺4



建長寺5



建長寺2



建長寺3


建長寺を訪れたのは久しぶりでしたが、この庭園は案内板にあるとおり数年前に改修されたものです。
以前より何度か建長寺庭園を訪れておりましたが、以前は木々に囲まれた庭園で、ツツジなどの木々が地割を覆うほどに繁っておりました。

今回の改修は以前の地割をそのまま残し、繁りすぎた庭木を撤去し、土留めのために芝生を張ったということなのでしょうか。
そもそもそれまであった建長寺の庭園は江戸時代に改修された庭園といわれていましたが、案内板の文言からは少なくとも池は大覚禅師によるものだと受け取れます。

大覚禅師というのは蘭渓道隆のことです。時代は鎌倉時代ということになります。

池の曲線などはなかなか優雅な線で、築山も穏やかな線と起伏からなっています。

蘭渓道隆というと、山梨県甲府市の東光寺庭園を思い浮かべます。
建長寺開山後幾度か甲府に滞留し、そのとき東光寺の庭園を造ったといわれていますが、その東光寺本堂裏庭園は山の斜面に龍門漠の枯れ岩滝組をもつ池泉観賞式の素晴らしい庭園です。

いま判っているところでは、東光寺の龍門漠が、残っている国内最古のものといわれています。
その後、西芳寺、天龍寺など全国に龍門漠をもつ庭園が造られるようになったわけです。

建長寺の池の護岸は柔らかな線をもったものだと思いますが、ただ池に土が流入するのを防ぐことを目的にしたようなものに見え、東光寺にあるような美意識が散りばめられた優雅さを秘めた剛健な護岸石組みとはまるで違うものであります。

甲府の東光寺の穏やかな山畔に多数の石を駆使して中国故事をテーマした龍門漠をもつ庭園を組み上げた蘭渓道隆が建長寺開山の際にこうした穏やかな築山と池をもつ庭園を組んだのだろうか・・・。
そんなことを思って思わず首を捻ってしまいました。

今回の改修工事で建てられたという建物の脇に組まれた石積みはくずれ積みですが、これは明らかに今回新しく組まれたもので、粗悪なものではないのですが、この庭園の歴史をまったく無視したものといえると思ってしまいます。
その石積み左側に平石を使ったかのような小規模な流れ石組みのようなものがありますが、これなども以前からあったものなのか・?・などと思ってしまいました。

さりとて、この建長寺庭園は目の前にある庭園をただ観賞しようとする時には、古典的な優雅さを感じさせる庭園といえると思います。

開山当時からある蘭渓道隆作の庭と説明版にて明記し、しかも国の名勝指定を受けているのですから、庭園の歴史に少しは興味を持つ私としては、改修工事の内容ですとか、根拠を知りたく思うのです。

ともあれ、さしたる根拠なく遠州作や疎石作と言われる庭があちこちに存在し、そうした名が暗示されると有り難がる風潮がありますから、綺麗に整備されたこの建長寺庭園をみて、首を捻るというのも私くらいなのかもしれません。

[2007/05/20 12:07] 庭園 | コメント(2) | トラックバック(0)






雨後】
散歩070520


窓から差し込み始めた朝の光で眼が覚め、カメラを持って近所を散歩しました。

近所の畑では雉が散歩中で昨日の、空が破れるんじゃないかと思うほどの雷雨で黒い畑土もしっとりとしています。

畑の一角では朝陽をうけてマンネングサが黄色い花を開こうとしております。

ここ数日は消毒回りをしています。毎年のこととはいえ庭木には虫が発生しております。
アブラムシを追いかけてか、テントウムシの幼虫も随分活躍中です。

庭庭では見上げて観る花が済んで新緑も揃い、足元の花が色とりどりです。


[2007/05/20 08:30] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






鎌倉・建長寺のビャクシン】
久しぶりに案内人になって鎌倉の寺院を数箇所廻ってきました。
とても久しぶりに建長寺にも行ってきました。

花とか観光客とかを意識してなのか境内が随分小奇麗になっていました。
思い起こすと建長寺は10年ぶりくらいかもしれません。

本堂裏の庭園をみてびっくりしました。
整理されて綺麗になっていました。

綺麗にはなっていましたが、首をひねってしまいました。

そのことは別項で書くとして・・ビャクシンの巨木です。

建長寺ビャクシン

[2007/05/15 19:44] 巨樹 | コメント(3) | トラックバック(0)






香り】
風が強い中、窓をあけて車を走らせていると、甘い香りが・・・。
道路の中央分離帯のテイカカズラ。

そこに電話。

昨夜からの強風で、朝に庭に出てみたら桃の太い枝が折れて隣の庭に落ちている・・ということでした・・。

随分な古木で気にはしていた。

数日中に伺うと伝えて電話をきった。
ーーーーーーーーー

連休明けからチャドクガが出ている。
葉の裏に団地のように並んでチャドクガ。

[2007/05/11 20:13] 庭にて | コメント(1) | トラックバック(0)






MONKおやじの怪傑庭職人 のこと】
私のネット通信の環境が4月に少し変わって、それまで付き合ってきたNIFTYとの契約内容を見直すことにしました。
そんなわけで、「MONKおやじの怪傑庭職人」をこの際閉鎖することにしました。

「MONKおやじの怪傑庭職人」を2000年にネット上に開いて以来、ダラダラ運営で、それまでの日記風なMEMOを「庭の時間」と「アクアリウム観察記」に移行してからは「MONKおやじの・・・」はまったくの”ただ有る状態”でしたから、今回閉鎖することにもさほど躊躇はありません。

思えば、私が一番多くの時間を費やしている庭のことにしても、自身のことにしてもほとんどなんにも描いては来なかったと振り返って思ったりしています。

この「庭の時間」のようなブログサイズが私には、未知の方との丁度好いサイズの窓口なのだろうと思って今しばらくは続けていこうと思っています。

そういうわけで・
「MONKおやじの・・・」は近日、敵日に閉鎖いたします。

今日はもう初夏のような暖かさです。
松のミドリ摘みや薬剤散布の準備をしています。





[2007/05/08 10:41] 雑記 | コメント(3) | トラックバック(0)






雨の日】
朝から雨です。
なんだかしっとりしていて懐かしいようなキモチです。
珍しく朝からPC前にはりついています。
急にカメラをもって外にでてきました。

アマドコロ


先日、部屋の棚を整理しました。
古い手紙やら葉書、写真がはいった箱が数箱。
庭で葉書や手紙やらを燃やしました。

数千枚はある写真。
プリントされたもの。リバーサルフィルム。
なにげなく見始めると、20年以上も前から木肌の写真やら山や山道の写真、大きな木の写真、石や岩の写真。海岸、海洋の写真。道端、寺院などの石造物そして庭の写真を撮っています。

WIN98時代につかっていたスキャナーがありますから今のパソに繋ぐとスキャンして取り込めそうですが、写真は写真で残しておけばいい・・という気になってしまいます。

最初は燃やしてしまおうと思って見始めた写真でしたが、見始めたらその気は全く失せておりました。

数年前から大量のレコード、本などを処分し、先日古い手紙類を処分しました。
いつかこの数千枚の写真類も整理処分する日が来るのだと思います。



[2007/05/06 09:07] 雑記 | コメント(2) | トラックバック(0)






丹沢山・山道にて】
丹沢山周辺のブナ林のなかを歩いて丹沢山頂でビールをグイッと飲んできました。

連休中とあって塩水林道のゲートには車がズラリ。
本谷林道を新緑やら本谷川を見下ろしながら歩きます。

塩水林道


登山口から天王寺尾根に入ります。
尾根道は南側は針葉樹、北側はブナなどの明るい林がひろがっています。
標高1000M前後ではアセビが群生していたりミツバツツジがポウッと咲いていたりしております。
ですが・・気温がぐんぐん上がって、しかも樹林のなかで展望のない辛い山道です。

ブナの新緑もまだこれからでしたが所々に豆桜。
マメザクラ


丹沢山頂上に近づくにつれバイケイソウが目立ち始めます。花の時季までもう少しです。
バイケイソウ


昼ごろ丹沢山頂です。丹沢山は日本百名山にリストアップされていますから人気の山で、ブナに囲まれている山頂は結構な人です。

霞み始めた富士山を眺めながらビールをグイッと飲んで、コーヒーを沸かして、しばらくダラダラしたあと山を下り始めます。

途中、堂平への道にはいるとブナの森です。
足元にキクザキイチリンソウです。
キクザキイチリンソウ

かつては群生していたこともあったかもしれませんが、今回見つけられたのはこの一輪でした。

苔むした倒木をみながら明るいブナ林の中を下ります。

堂平ブナ


塩水林道にでると林道脇にはヒメウツギなどが咲き、ところどころにハルユキノシタが群生しています。
ハルユキノシタ

ハルユキノシタはユキノシタとちがって葉が明るくなんだか・・エエですな。

塩水谷も緑が綺麗だす。

本谷林道


この陽気が続けばあと20日くらいでブナ林の新緑やバイケイソウの花が見ごろになるのでは、と思います。

[2007/05/05 09:35] 山道 | コメント(2) | トラックバック(0)












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