庭の時間 200701

庭の時間


本日予想最高気温16度だそうです】
造りの仕事は現場がはじまると集中力が高まるのか、押したり引いたりしながらもそれなりに進んでいく。
大変なのは現場が始められるようにするための材料集めや道具、重機などの手配の段取りで、たまには庭を前に材料、道具などをズラーッと並べておいて庭造りにかかってみたいものだ。

造りが一つ納まるごとに、後の仕事の打合せやら、材料を観にでかけたり、あずかっている庭に眼が痛い思いをしながら石灰硫黄剤を散布しに出かける。

都心の寺では暖かな冬のせいか細かな草が目立ち始めた。お彼岸までには草をぬいてきれいにします、と云って頭をかいた。
huku1

[2007/01/31 06:36] 庭にて | コメント(1) | トラックバック(0)






隅田川北上】
先週後半からとりかかっていた造りの現場を日曜の今日は空けさせてもらって、昨年から作庭依頼をうけていたものの、年末の手入れの忙しさから待ってもらっていた入谷のお宅に今日になってやっと下見に伺った。
施主は私が庭の年間管理をしているある会社の総務課の人の自宅で以前からの顔見知りでもある。

東京の入谷というからてっきり上野の近くの入谷かと思っていたら、住所確認の連絡をしたところ、足立区入谷だとわかった。

足立区入谷というと埼玉県がすぐ近くだ。

日曜とあって空いている首都高で都心をを横断し、そのあと首都高を隅田川にそって北上。自宅から1時間45分。
平日だと往復で5時間位かかるかもしれない。

よく植木屋さんに限らず、建築関係職人の広告で仕事を受ける地理的範囲を記した記述をみかける。

私はどこにも広告など出していないが、人に聞かれたら、全国何処へでもいきますよ。海外だっていきます。と応えている。

私を必要としてくれて、環境さえ整うのならどこへでもいって庭造りをしたいと思う。

今年になって手をかけている造りはすべて昨年から手をかけ始め、年末の多忙な時期に一時中断し年が明けてやっと仕上げにこぎつけようとしている庭だ。
年末の多忙という私の店の事情を理解してくれて待っていてくれた施主の心意気を思うとき、急ぐことも無いが、かといって休むこともできない造りに夢中になっている。





[2007/01/21 22:02] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






龍泉菴・等伯の猿】
毎日寒風にさらされて、まるで潮風にまみれた漁師のように、髪の毛が使い古しの歯ブラシのようにゴワゴワになって帰ってくる。

家に戻ると庭仲間からメールが届いていました。

京都・妙心寺の龍泉菴の特別公開をみてきたようです。

私も実は気になっていた特別公開でした。
いままで公開されたことが無かった龍泉菴ですが、今回初めて拝観謝絶の看板を一時おろしたようです。
等伯好きには、「枯木猿猴図」があることで知られていました。
実は私も、等伯の猿に興味津々でした。

庭園の写真に混じって等伯の猿の画がメールに添付されておりました。
龍泉菴・等伯


じっと見入っておりましたら、随分きれいなのに驚き、少し調べてみましたら、どうやら複製のようです。つまり今回公開されている猿は時代が下っているようです。

それでも、等伯の名からわかるように雪舟の影響が強い等伯ですが、この送られてきた猿の画をみていますと牧谿を思い浮かべてしまいます。
そして雪舟、大観の猿の画も思い浮かべてみます。


複製とはいえ等伯の猿の画を写真ながら見ていますと、いよいよ雪舟の旅路を巡ってみたくなってきました。
[2007/01/17 18:18] 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)






このみ】
昨日、今年初めて足袋をはいた。
先週まではずっとゴム長靴をはいていた。

足袋を身につけて庭土にたつと身持ちがチョイト引き締まる。

今日は朝から燈籠を組んでいく。
春日灯篭。

燈籠も色々あるが私は自分なりの好みがある。
種類やフォルムなど、話し始めると限がなくなるし、面倒なので、又の機会に・・ということで省略。

さて今日組んだ春日の装飾。

春日b


鹿の装飾が端整だ。
ボッテリしたのは好みではない。
今日の春日の装飾は端整でいいのだが、もう少し掘りにメリハリがあったらもっといい。

昼までに燈籠が立ち、すぐに窓をいれる。

このあと庭でただ伏せられて置かれている石の中からやっとこさめぼしいものを掘り出す。
それでも5石しか掘り出せなかった。
すべて1トン以上の重さがある。

今月予定している造り仕事が一通り一段落した後、この庭に戻ってこよう。

お施主には石組みの詳しい話はしない。説明するには抽象的で、説明される側も面倒だろう。

お施主は、「楽しみにしています。」としか云わない。

そもそも、出来るだけ植物を排除して石を立てることで庭を組むことをお施主に説明し、判ってもらうことは大変なエネルギーを使う。



夕方暗くなりかけたころ、燈籠に灯りをいれた。



春日A

[2007/01/16 20:57] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






お買い物】
先週の嵐で仕事の段取りが狂い、材料屋の新年休みやその後の連休でこちらの段取りも随分混乱したが、新年早々バタバタするのもみっともないので、ニコニコしながら現場仕事。

連休明けから道具屋も開いたので予てから欲しかったコンクリートミキサーを注文した。
メーカーに問い合わせてもらったところ岐阜の倉庫にあるとのこと。
すぐに搬送してもらう手続きをしてもらったが、到着予定の昨日、届かなかった。

仕事の段取りが狂うのだが、それでも正月明けとあって、オロオロしている道具屋の若い女性にはニコニコしながら気にしないフリ。今年はヤサシーオジサン、オンコーなオジサンでいたいものだ。

そして今日届きました。
ミキサー


70リッターのコンクリートが練れます。
コンクリートなんて庭ではフネで練ればいいのですが、私もいつまでも若いわけでもないだろうし、このミキサーは三和土の材料はもちろん、砂利混じりの深草土も腰に手をあてて練りあがる様子を見ていればこの赤い丸い奴が5分位で練ってくれます。つまり楽チン・・というのが、今回の設備投資的年頭記念現場省力近代化に向けてのお買い物に踏み切った理由であります。

職人のT氏はこのミキサーを、まるでオモチャのようですがよう働きまっせ・・・と腰に手をあて見下ろしておりました。

そんなT氏に、土だとかセメントなんか入れちゃあきまへんでぇ・・と忠告しました。

汚れますから・・・。

やっと・・初笑いです。

[2007/01/11 18:09] 庭にて | コメント(2) | トラックバック(0)






灯り】
朝、眼が覚めると屋根を打つ雨の音でした。
まだ暗いうちにT氏に今日の仕事中止を伝えました。

とはいえ、明日明後日は日曜、祝日とあって材料屋も休みだろうなと思いながら、すっかり夜が明けてから雨の中ダンプを走らせます。

ですが、まだ正月休みのところも多く、とりあえず必要な石材など、半量しか集められませんでした。

まぁ・・しょうがありません・・。

・・
雨の中、家に戻ってきて今月設置する燈籠のための蝋燭をいたずらしたくなりました。
子供頃、火遊びするとよく叱られたことを思い出しながら、ガラスの灰皿に蝋燭を置いて火を点しました。
灯り



壁のちかくに置いてしばらく眺めていました。

外では風が雨戸を揺らし、時折強く雨が屋根を打っています。
[2007/01/06 18:11] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






松の内】
七草もこれからで、しかも松も取れていない今日。
朝、とある場所でT氏と落ち合い初仕事へ。

松の内から仕事着でドタバタするのもみっとねぇな・・と、いっそのことスーツでも着て仕事を始めようかと真剣に思っていました。

スーツなら普段の仕事の服装より安いモノもあるそうだし、なによりも松のうちから働くなんていうみっともない姿を誤魔化せそうな気がいたしました。

T氏と施主の庭にはいって昨年伐採しておいた庭木の伐根を目だたぬようにノンビリとはじめます。


付き合いの長いお施主ですからお互いさほど工期など気にもしていないのですが、この後の私の方の造り仕事のことなどを考えて今日から隠れるように目立たぬように仕事にはいりました。

隣の家は工務店で、私たちが道具を下ろしていると、隣の老社長がなにやら車に仕事荷を積み込んでおります。

お互いに恥ずかしそうに、年明け早々松の内から仕事なんてみっともねぇなぁ・・・と引きつった笑みを交わします。


・・

大型バイクで仕事の合間にアチコチ気ままに旅をしていた施主も定年を迎え、お子さん達も独立し、これからはバイクから車に乗り換えるのだそうです。
「冬の寒い高速道路をやせ我慢してバイクで走る歳じゃなくなったよ・・・。」
それで私がいままで手をかけていた庭の一部を畳んで、駐車場にしたいので頼む・・という仰せであります。

昨年10月に庭木の伐採まで進めてはいましたから、今日からノンビリと伐根して土を漉き取って気ままな旅のための車を納めるスペースをつろうというところです。

それにしても・・・お得意様の庭がひとつ、小さくなりました。

どうやら明日は雨になりそうで、しかも世の中では連休なのだそうです。
わたしも、許されるのなら、あやかりたいと思っておりますが・・・。
[2007/01/05 18:35] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(1)






阿波土柱】
徳島県阿波市
それにしてもこの阿波市、2005年に数町村が合併し阿波市になったとか・・。
全国各地で市町村の合併がお盛んですが、旅人にはまったくもって迷惑なこともあって古い地図に頼っていてはアタフタすることしばし・・であります。


さてさて・・この阿波の土柱・・。
讃岐山脈の麓にあります。
太古に吉野川の川底であった時代に侵食されて出来た砂岩層(砂礫層)であります。
いまでも風雨により侵食が進んでいるようです。

それにしてもライトアップする目的でしょうか・・無粋な電柱が立っております。
阿波土柱1




庭に立つとき、日高の山が海に入り、その岩岩が白波のあいだに突き出しながら海底に連なっている襟裳岬や、各地の海波に洗われている険しき岩のことをよく思い出しますが、この土柱のこともよく蘇って来ます。

ウィルス対策ソフトを最新のものにしたとたんパソの動作が急に鈍足になりました。
[2007/01/03 08:03] 散策 | コメント(0) | トラックバック(0)












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