庭の時間 200608

庭の時間


話せばわかる、と思ったのに・・。】
朝、お寺にいくと副住職婦人が境内の掃除をしていて、私の顔をみると、渋い表情で、「副住職は今日は、出来ないと思う。」

そこに副住職登場。その右手はツチノコみたいになっている(見たこと無いが)。

昨夕別れた後に、樹に乗っていたツルを引いたらスズメバチが飛行してきて刺されたのだそうだ。
そして私に、なんとか仇をうってほしいという。

私は平和的手段をもってこの占拠ならびに一部反抗分子の攻撃によって生じた、一発蝕発の事態を回避したいと思っていた。


そんな訳でその場所を聞いて、私一人でそのスズメバチと交渉するべく出かけた。
私は全権を担っていた。

熱い陽射しが不気味な静寂を作っていた。

静かに近づくと、メロン大のスズメバチの巣。

ここはなにも言わず立ち退いて欲しいとシタデにでてみるも、彼らは巣の入り口付近を出たり入ったりしているばかりで交渉は進まない。

このまま、私の慈悲深い提言に耳を傾けないとしても、こちらはできるだけ穏便に済ませたい。
穏便に済ませたいのだが、重ね重ねこちらを無視するとあらば、強制撤去も考えねばならない。

私の仕事の都合もあることだし、このままだと強制撤去はおろか、武力をもって攻撃することもありえる。

言葉が通じないと判断、これ以上の話し合いは意味無し、と判断して武力を行使することにする。

そんな一進一退の交渉の末、エンジン動噴のジェット噴霧で強力な毒薬をそのメロンに照射し続けた。

わずかな抵抗を試みたようであるが圧倒的な近代薬品の洪水のまえに敵の隠れ家は無残にも朽ち落ちた。

振り返ると観音菩薩が私を見下しておりました。

観音

[2006/08/29 19:59] 庭にて | コメント(2) | トラックバック(0)






秋風】
お寺の副住職から連絡がありアロハシャツに半ズボン、ボッサボサの頭に雪駄ばきで境内へ。本堂前で手を合わせていたら作務衣姿の副住職が庫裏から出てきて迎えてくれた。それが先週のこと。

「お願いするのは失礼なのはわかっているのですが、墓地のまわりの草刈をしてほしい」と、そういうお話でした。

いままで墓地周りや庭の草引きは寺男さんがやっていたのだが、その寺男さんが高齢で、夏の暑さもあり出来ないといってきている、というのは前から聞いていた。

私はここ数年8月の仕事を減らしてきた。
それまで8月にしてきた仕事を前倒しして8月はゆっくり体を休めるとか涼しい山に入っていようと思うようになった。

ところがこうして時間を空けていたらいたで、頼まれ事も多い。

今日、刈り払い機をKトラに積んで寺へ行くと、副住職と若奥さんが待っていてくれた。
副住職はヘルメットに防護マスク、足にはプロテクターに安全編み上げ靴。

私はというと、登山用の即乾透湿に優れたシャツにバーバリアンの長靴。

笹やら夏草が高く生い茂るのを刈ってゆく。大きなアカガシやコナラ、赤松、ハリエンジュ、クヌギが好きなように大きくなろうとしている則面の草を刈っていく。

蝉の声。秋風。

萩のうなだれた枝にわずかながらも紅いような紫のような花が・・・。
[2006/08/28 18:40] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






士族の商法】
盆明けの日曜というのに朝から材料集め。
ま、それはいいとして・・。

そのあと大きいだけで中が空っぽのウドのような冷蔵庫を満たそうかとスーパーへ。
そしたら混んでる混んでる。
さすが60万都市の大型スーパー!なんて思いながらカートを押す。
少々夏バテ気味のこともありなにを見ても食欲がわかないなぁ・・。

お客さんの庭で間引いてきた茗荷をきざんでショウユにひたして熱いご飯にのっけて食べたのがこの夏一番の美食。

そんな人間だから肉の塊をみても新サンマにもどうにも魅力を感じない。

それよりも店内にウロチョロしている団塊世代とおぼしき世代男連中と店内を走り回るコゾーたちの多さ。
刺身、肉の塊のまえでお連れさんに指をさしてるほかはただ狭い通路を占拠している旦那たち。

団塊の世代というと・・これから大量に退職世代になるそうな。

半ズボン姿で肉と刺身の前以外では表情もうつろな人たちとお見受けしたが、退職者の多くが第二の人生だとかいってそれまでの業種とまったく違う商売や仕事についたら面白いだろうな・・と思ってしまった。

そうそう・・落語の士族の商法のような話がアチコチでききたいものだ。

そんなことを思いながらカートを押していると、明治維新でそれまでの世襲制の武士の身分を解かれた人達って、それぞれに可笑しくも悲しく笑っちゃうような話が沢山あったんだろうな・・・と思い、混雑のスーパーでひとりニヤついてしまったのでした。
[2006/08/20 19:42] 雑記 | コメント(5) | トラックバック(0)






はじめて会ったヒトのような味】
庭のなかが白くゆらぐような気持ちになった昨日。

お茶の時間に若奥さんが、
「梨を買ってきたので食べてみて・・。」
「梨が出始める時季ですか・・。」と私。
「・・でもね・・なんだか、初めて会った人のような味なのよ・・。」
と奥さん。
で、私は・・、
「ん?、初めて会った人のような味、ってどんなですか?」

白い歯をみせて笑って
「まぁ・・食べてみてよ。」

午後から風が吹いて日陰にはいって汗をふく。
顔がヒリヒリする。
汗を拭いすぎたのか、日焼けなのか・・・。

夕方、若奥さんに
「梨、初めてあったヒトのような味がしましたよ。」というと
「でしょう・・。なんだかボワッとして印象に残らないような・・ね。」


[2006/08/20 07:49] 庭にて | コメント(2) | トラックバック(0)






晴れときどきドシャブリ】
今日からまた庭に入り始めた。

朝、道路は濡れていた。

盆が過ぎたばかりの静かな集合住宅のエントランス周りでスロースタート。

今年はいつもの夏より狂気な熱さの日が少ないが、それでも溜め息が出てしまう暑さ。

昼前にすごい雨が通り過ぎる。

通り過ぎた後に片付けをし、さぁ・・今日はこれくらいにしとこう・・という頃にまた地際が煙るほどの雨が通り過ぎた。

[2006/08/17 17:50] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






雲上散歩】
つい先日夏の丹沢へ汗を搾りに行こうと思っているものの、山ヒルの恐怖で怖気づいていると書いたばかりだが、結局その日の朝は起きられなくて断念した。・・というか山ヒルが怖くて「クンシ危うきには近づかないモンネ」を決め込んでの断念であった。

↑は昨日のことだが、山ヒルを嫌った代わりに家から30分くらいの高尾山に行ってきました。
ケーブルを避け下からテクテク登り、尾根つたいに裏高尾といわれる城山、小仏、影信山を歩いてきました。

700M内外の低山とはいえ夏の低山は気温も高くたっぷりと汗をかきます。途中シャツも2枚着替えながら思ったことは、やっぱり涼しい2000Mを超える山の見晴らしの良い尾根筋を雲上散歩せなあきまへんな・・ということです。

つい先日も実は北アルプスで雪渓を眺めながら雲上散歩してきたのですが、昨日の高尾の暑い山歩きのとちゅうでも、やっぱり雲上散歩がいいに決まってるベサ、さっそく行くと決めたバッテン・・

ということで今朝は暗い時間に家を出て山梨と長野を分ける岩山の金峰山へ。


天気予報では雷雨ありとのことでしたので午前中に金峰山をピストンする予定をたて、日本一の高さの峠(正確には忘れたが2000M以上)といわれる大弛峠に着いたのが朝7時すぎ。
峠の気温は13度。半そででは寒い寒い。

私は自転車に夢中になっていたころから峠を越えることが大好きで、この大弛も過去に何度かトライしている。
いまでは山梨県側がほぼ完全に舗装道になり、アクセスは楽になった。

朝が早いこともあり展望は良い。コケに覆われたシラビソの倒木のなかのの登山道をヒーコラいいながら2時間で頂上へ。

大菩薩、富士山、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳、そして手前にあのミズガキ山(漢字が複雑なのでカタカナで・・)、とおくに浅間山、そして深く連なる奥秩父の連山。
さすが日本一の晴れ男の参上とあってか展望著しい。

この金峰山周辺はロッククライマーが集まる岩場をもった山々が多く、私は大好きな山岳地域。

金峰山山頂にもこんな岩が。遠くには南アルプス。
金峰山1


富士山も雲上に。

金峰山2


山頂から北側。長野県側を見下ろすと岩の山々。今日はポケットサイズのカメラなので遠い画像はイマイチですが・・・。
金峰山3



良い天気なので山頂でお茶を沸かして食事してすっかりご機嫌になって下山始め。
遠くで雷の音が聞こえたと思ったらあっという間に頭上でものすごい雷鳴。どしゃ降りならぬ、どしゃ雹が降ってきて雨具を着る間にこちらはびしょ濡れになりました。

日本一の晴男と言われた私の神通力もこのところまったく冴えません。
それでもパノラマを見ながらの雲上散歩、よーございました。
[2006/08/12 21:59] 山道 | コメント(11) | トラックバック(0)






日帰り山行・・のつもり】
山道具

丹沢の山にでも日帰りで行ってこようか・・なーんて急に思いついて急遽着替えや雨具やらを出してみたんだけど・・・。

ちょいと調べてみたら、山ヒルが今年も結構出ていそうなカンジなので少し気が萎える。

予定しているコースは高低差700M、歩行距離13キロ、予定行程時間8時間。

道具をだしてみたものの、暑いだろうな・・とか、山ヒル対策どうしようか・・とか、朝6時ころには登山口には立ちたいな・・とか・・。

そんなことを考え出したら、ますます気が萎えてきました。
やっぱり涼しくなって山が色づいてきてからにしようかな・・とかダラダラしながらビールを飲んでいる暑い夜です。
[2006/08/10 20:23] 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)






Sunset Gang】
夕方、怪しげフィルターをかけたように一面が染まった。

西の空は

サンセット

・・・。

台風がすぐそこまで来ているそうな。

[2006/08/08 19:08] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






逃亡願望】
昼間車で走っていると車はいつものように走っているんだけど、歩いている人が極端に少ない。

この暑さじゃなぁ・・・。

夜8時を過ぎて外に出ると・・なんじゃ、この暑さはぁ・・、という空気の厚さ。

また山の上に戻りたいくらい。
朝の冷気に毛布をかけなきゃいけないようなところに行きたい、居たい。

そんなわけで・・夏休み。
この暑さじゃ・・外で働く気がしなくなった。

・・・・・・・・・・・・・・・・

なんでもいいから毎日なにか書けという方々・・・
こんなのでもいいでしょうか(^_^.)
[2006/08/07 21:52] 雑記 | コメント(2) | トラックバック(0)






囲炉裏と円空さん】
禅通寺


山から下りてきて谷間の村。
円空さんがその晩年に滞在していた寺を訪ねた後に、旧家を一部作り変えたという近くの民宿で、食事後、囲炉裏のそばでゴロリンと横になる。

後片付けをしてくれている宿のオカミサンに、その寺の円空仏は拝観謝絶ということだったワイ・・とボソリというと、そのオカミは
「そうなんですよ。公開してないんですよ。あそこの円空さんは・・。」
そして片付けの手を止めることなく続けてこう言いました。
「うちも檀家なんですよ。」

そして
「うちにも円空仏があるんですよ。」

思わず飛び起きてしまった。

ゼヒ、ぜひ、是非〜とお願いしてご案内いただいた。

奥の間にある御仏壇に案内していただきその円空さんの彫った高さ10センチにも満たない片手に乗るくらいの坐像をみせていただいた。

円空さんというと一木一鉈彫りという印象が強いが見せていただいた円空仏は繊細で優しげな表情で黒く輝いていた。

手にとって拝見するわけにもいかず、撮影するわけにもいかないが、大変お優しいお顔でありました。



[2006/08/05 12:01] 散策 | コメント(0) | トラックバック(0)






高野山】
このところずっと夜中に一度眼が覚めることがおおいのです。
それでも必要睡眠時間は確保しています。

昨夜はDVDでひどく古い映画を観てからすぐに眠ったのですが、今朝はまだ暗い時間に眼が覚めてしまい、CDに投げ入れっぱなしの写真を見始めました。

高野山金剛峯寺の庭園と塔頭の庭園を少し整理しました。2年前に撮影したものです。
作庭はすべて重森三玲氏。


仕事が一段落つきましたので今日からちょいと出かけようと思います。
囲炉裏のそばでゴロリとしてきます。

金剛峯寺庭園
金剛峯寺2

金剛峯寺1



正智院庭園
正智院


福智院庭園
福智院

[2006/08/02 04:56] 庭園 | コメント(0) | トラックバック(0)












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