庭の時間 200604

庭の時間


庭石屋さんにて】
先日、相模原と横浜の庭石屋さんをみてまわりました。
庭石、石造品というといまや輸入石材が中心となっています。

そんななかゆっくりと見てあるきます。
こんな燈籠が立っていました。
IMG_2072.jpg

簡単にいえば六角灯篭ですね。
中台はやや小ぶりですが全体のフォルム、バランスはいいと思いました。
想像だけでいえば北木の内地彫というところでしょうか。
装飾を極力排除しているのでしょうか、わずかに火袋に浅く梵字が彫られているだけです。

端正なフォルムはいいなぁ・・と思いました。

値段などの詳しいことは聞きませんでした。

この日みたなかで気に入ったものは1基。
燈籠が並ぶその奥の茂みの中に埋もれるように置かれていました。
創作置き灯篭です。
値段をきくと、店中いろいろ調べてくれても判らないようで、高齢の穏やかそうな爺が出てきて茂みの中でしゃがみこんでいる私のところまでやってきました。
二人で茂みの中でしゃがみこんであーでもない、こーでもないと話し、「これくらいはするんじゃないか・・」というのを聞くと、私が予想していた値段とほぼ同じでありました。いい値段であります。

いい石造品というのは、見ていると、その石造品が置かれるべく庭の景が浮かんできます。

で、気に入ってしまったこの燈籠の写真は撮り忘れてしまいました。

しばらくはこの石屋さんに預かってもらうことにしましょう。


[2006/04/28 09:36] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






ほや】
夕方、スーパーで買い物。
手押し車を押しながらだらだらと店内を見て歩きました。

タクアンやら豚バラブロックやら・・手押し車に押し込んでつまらなくて店をでました。

スーパーの外周りに果物屋やら八百屋、肉屋などが並ぶその隅に魚屋があります。

生きのよさげな物が並びます。鯨や貝類。つまらなさそうに見ていましたら、こんなのが並んでいて400円で思わず買ってしまいました。
ほや

東北地方の北部海岸地方から北海道沿岸地方ではさほど珍しいものではありませんが、久しぶりにお眼にかかりました。

「ほや」であります。

店のイナセなおじさんと言葉をかわすと、「俺は気仙沼だけど、こいつがあればポンシュ5合はいげるな」ということであります。

それまで気だるく買い物をいたしておりましたが、急に嬉しさがこみ上げて来ました。

三個400円で買ってかえってさっそく調理しました。
調理といいましても割って中のワタを取り除いて適当な大きさに切ってわさび醤油をちょいとつけてペロリと食すのみであります。

これが実に珍にして美味であります。

ああ、久しぶりに港町ブルースを鼻歌まじりに釣竿肩に三陸海岸から下北半島に向かって海の珍味に舌づつみをうちながら海風をうけてみたくなったのでした。
[2006/04/22 20:44] 雑記 | コメント(2) | トラックバック(0)






鯉】
白雲

不覚にも朝布団から出られないほどに腰を痛めてしまいました。
立ち上がってしまえばなんとか日常生活はこなせますが、布団からでて起き上がるのに30分顔をしかめていたのは3日ほど前のこと。

毎年のように腰が痛い時期というのはありますが、今回のような腰痛は数年ぶりだとおもいます。
痛みを感じなくなるには一週間ほどかかるでしょう、きっと。

一昨日未明、神奈川県中心に起きた地震の際も眼はさめましたが、腰になにやら不吉な重みがあって思わず布団をかぶり、「ええい、なるようになるがよい。この揺れ、早く収まってくれぇい・・!」と思ったことまでは覚えていますがそのまま眠ってしまい、朝になってTVで盛んに未明の地震をアナウンスしているのを聞いて、あぁ・・そうだった・・・とノーテンキな思いにふけっていたのでした。

ここ数日天気も様々で、嵐のような風、雨が過ぎて青い空が突然あらわれました。
[2006/04/22 09:18] 雑記 | コメント(2) | トラックバック(0)






土嚢】
毎年のように大雨による土砂崩れや雪解け期に山の一部が崩れ落ちたりする。

今回福井市郊外の一乗谷を訪ねたときにみた風景。


少し離れたところから望遠で撮影した後、近づいてみた。
雨のなかドロドロのなかを近づいてペコリとすると向こうもペコリとして降りてきた。彼は泥だらけの顔の汗を泥だらけの合羽で拭った。
私はそこに積み重ねられている土を手にとって指先でこすってみる。
粘土。
この冬は雪が多くて雪解けの時期に崩れたのだそうだ。
崩れた粘土を土嚢袋に詰めてまた崩れたところに積んで戻しているわけだ。

雨の音しかしない所だった。
私は粘土をいじった手でカメラを操作しただけ。
彼は合羽も顔も手も泥だらけだったけれども、そのときの私よりは数段綺麗だった。
[2006/04/12 20:32] 散策 | コメント(0) | トラックバック(0)






土の柄】
終日雨が降り続いていて窓の外の様子を時折みながら先日の旅での写真を眺めては整理らしきことを始めた。

いつものことだが、庭、建物、墓地の石造品やら出会った人の写真の合間に山肌に露出した石や土の写真を眺めてみた。

滋賀県湖東のとある墓地
土地の人には当たり前の土の色なのだろうが私には手にとって頬ずりしたくなるような土
isido2.jpg


滋賀県湖北。むき出されていた土の層。
白く見えるのは浅葱色の粘土
土


京都府と兵庫県の境を行ったり来たりしてその合間に渓流沿いの道を歩いていると岩肌があちこちで露出している。渓流に転がっている石、この岩肌の下に散ばっている石から安山岩だと思う。
丹波岩

撮影したり、手にとってみたりで・・カメラは泥だらけになった。
もちろん靴も。
[2006/04/11 21:15] 散策 | コメント(2) | トラックバック(1)






石燈籠・鎌倉期】
数日前、滋賀県大津の建部神社の燈籠を紹介しましたが、今回の旅では鎌倉時代の燈籠を他にニ基みました。

奈良県桜井市の談山神社

談山神社灯篭


滋賀県高島市水尾神社
竿が6角形で火袋に仏像が彫られている(わかりにくい画像ですが)。
またここ水尾神社には塔身に四方仏が彫出されてる鎌倉期の層塔がある。水尾神社灯篭

[2006/04/08 22:00] 石造品 | コメント(0) | トラックバック(0)






滋賀県・兵主神社庭園】
今回の旅では40内外の庭園を見たと思う。
以前この場にて書きましたが、三重・北畠庭園、滋賀県・旧秀燐寺庭園、福井・一乗谷朝倉庭園跡が私には心に響き、心多いに揺すぶられるおもいがした。
その他では一庭、滋賀県湖東地方の兵主神社の庭園がとても印象が残っている。
地割、出島、築山、集団的石組とも鎌倉期の特徴とおもえるし、なによりも優雅な庭園であった。

兵主神社

[2006/04/07 21:31] 庭園 | コメント(0) | トラックバック(0)






今回の旅の巨樹たち】
今夕また琵琶湖のほとりに戻りました。

今回の旅では庭園だけでなく巨樹、巨木も随分みました。
とくに三重県や奈良には古い神社寺院が多いですから巨木も多くあります。そんな大きな樹をみているとちょっと大きいくらいの樹でも驚かなくなってしまいます。

そんな中でこれは大きいぞ・・と思った樹を。

三重県松坂市水屋神社のクスノキ
環境庁の調査では幹周13Mだそうです。

水屋神社クス


兵庫県篠山市の安田の大杉
ちょうど中学生達がグループ男女交際中で赤ら顔で手をつないで幹を囲っていました。
5人では回りきれなかったようです。
安田の大杉


兵庫県和田山の糸井のカツラ
渓流沿いの道をあがって行き途中車を置いて徒歩。杉林のなかには雪がまだ残っていて、靴はまたグシャグシャビチョビチョになった。杉林を抜けると視界が開けた。
糸井のカツラ1

もうすでに主幹は朽ちていてヒコバエが立ち上がっている。そんなヒコバエ周20M以上

糸井のカツラ2

[2006/04/07 19:05] 巨樹 | コメント(3) | トラックバック(0)






建部神社燈篭】
石山寺で石造品をみた後はさっさと出てきて近くの建部神社へ。
鎌倉時代の石灯篭。
建部神社灯篭

[2006/04/05 21:29] 石造品 | コメント(1) | トラックバック(0)






石山寺】
午後大津市にもどった。
宿に入るには時間が早い。
庭を見ようという気がまるでなくなっていたので近くの石山寺の石造物をみるために立ち寄った。
石山寺

[2006/04/05 21:00] 石造品 | コメント(0) | トラックバック(1)






一乗谷朝倉氏遺跡庭園】
朝早く琵琶湖南岸をでて雨が降る中北上。
福井県にはいると山の斜面や田の所々に雪が残っている。
福井市郊外・一乗谷朝倉氏遺跡。

戦国武将朝倉氏が15世紀から16世紀までの約100年、織田信長に滅ばされるまでに築き上げた住居跡、庭園、町並みの発掘が進められている。
一乗谷


この遺跡では4つの庭園が発掘されている。ほぼ完全な状態で発掘されたらしい。
そのひとつ、諏訪館庭園
諏訪館


湯殿跡庭園
湯殿跡庭園


誰も訪れる者もない雨のなか靴を濡らして歩く。

しばらく佇んで後にした。

この庭を見るまでは、この後、福井市内の他の庭園や茶道美術館なども観てみようと思っていたのだが、躊躇なくまた琵琶湖のほとりの宿に戻ることにした。
この一乗谷の庭園をみたあとはどんな庭をみてもつまらないと感じると思ったからだ。
今まで随分あちこちの庭をみたりしてきたが、しばらく庭園を見る気がしなくなった。

力強さが静かで哀しい。
上っ面な自然主義だとかとは無縁で、具象を超えていながら抽象を感じさせないはちきれた美がここの庭園にはある。

今回の旅で三重の北畠庭園、滋賀県朽木の旧秀燐寺庭園、そしてこの福井市の朝倉氏庭園に立って様々な思いがする。

今回の旅の前までこの近畿縦断の旅の後は、いつか山陰、九州に雪舟の跡を追ってみたいと思っていたが、今日、福井から琵琶湖に戻ってきていま思うのは暫く庭散策の旅はしなくてもいい・・ということだ。
[2006/04/05 20:53] 庭園 | コメント(1) | トラックバック(2)






旧秀燐寺庭園】
かつてはかくれ里ともいわれた朽木村だが大変美しい庭園が残されている。
今回の旅の目的は石造品を巡ることと、細川高国が関わったとされる庭園を訪ねながらウロチョロすることであった。
三重県鈴鹿市山中の北畠神社庭園とともに細川高国作とされるのがこの朽木村の旧秀燐寺庭園。
静まりかえった見晴らしの良い境内に残された美しい岩組み庭園。
秀

[2006/04/04 06:58] 庭園 | コメント(0) | トラックバック(0)






滋賀県・湖西】
4/2京都のまちに夕方はいり友人との食事のために駅付近へいくと人でごったがえしていた。
翌朝早々と京都を離れ琵琶湖西岸を北上。
さほど知られていないが近江地方は素晴らしい庭や石造美術品があるところだ。
高島町、白髭神社の裏手に48体の石仏が並ぶ墓地がある。
なんどもこの辺りは来ているが、見たのは今回がはじめて。
43仏


高島、安曇川の神社や寺を探すたびに地元のひとたちに尋ねるが親切に教えてくれる地元の人たちも、道順をどのように説明しようかと一瞬考え込む。それほど複雑に曲がりくねっては交わる道を通り抜ける。

境内にはいると十数頭の野猿。私の姿をみて驚いて逃げた。
玉泉寺。
ここにも13体の石仏が並んであった。その石仏のそばにあったのがこの石造品。


玉

[2006/04/04 06:30] 石造品 | コメント(1) | トラックバック(0)






奈良市般若寺】
奈良では行基の死後焼かれたといわれる寺を捜し歩いた挙句そこが無住の寺であったりしたが思いがけず素晴らしい石造物にめぐり合ったりした。

般若寺1

奈良市内でも桜が咲き始め東大寺やら法隆寺、馬鹿げた薬師寺の喧騒を避けて東大寺の北側にある般若寺にはいった。
境内はひっそりしていて水仙がちらほら咲き始めていた。
石の美しい寺だ。

般若寺2


本堂前にある層塔と般若寺型石灯篭。
層塔はゆったりとみていると基部が分厚くてそのフォルムに言いえぬ美しさがある。
灯篭は般若型の写しだがとても良い。本歌とされているのは東京にある。

そしてわたしには何よりも心引かれた石塔婆。


般若3

[2006/04/03 23:18] 石造品 | コメント(0) | トラックバック(0)












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