庭の時間 200603

庭の時間


円證寺】
奈良県生駒市
迷いながらやっとこのお寺にたどりついたら、予約無しでは拝観がかなわないとのことであった。
いつものことだが、丁寧にお願いすると山門を開けていただいた。

室町時代の五輪塔をみたくて訪ねたのだ。
五輪塔



住職婦人が応対してくれて五輪塔や、境内のあちこちで使われている生駒石のこと伊賀焼きのことなど話が尽きない。
「石庭もご覧になりなさい。」という薦め。
石庭があるとは知らなかった。

で、これがこの寺の石庭。
円證寺庭園


古潭石。北海道の神居にあり、国内では琵琶湖の水底にあるといわれる石。ここの古潭石は先代住職が台湾で手に入れたということだが(台湾でも産出されるらしい)、先代住職、夫人とも故重森三玲氏との親交が深かったらしく、氏との親交を懐かしそうに話してくれた。
この庭は重森氏作庭ではないのだけれど・・・。

他に片桐石州により建立された慈光院の茶室・庭園で随分時間を費やし、地元の人に道をなんども尋ねながら行基さんに縁のあるいくつか無住の寺をさがしては石造品を観て、磨崖仏見上げ、狭い道の側溝に車を落とさないようにヒヤヒヤしながらトロトロと車で進んだ。
[2006/03/31 22:28] 庭園 | コメント(3) | トラックバック(0)






北畠神社】
山の中、車がやっと一台通り抜けられる杉林の峠道を北に上るにつれて雪が濃くなった。

こんな山の中、こんな雪の日なので社には人影もない。
それでもこの400年以上もの間こうしていた、というように気高く凛としていた。

北畠神社1


そして枯山水部分
北畠神社2


このあと北に向かったが山道は積もるほどの雪。立ち往生する車もあったほどだが、予期せぬ雪景色に私はうっとり。
[2006/03/31 03:44] 庭園 | コメント(3) | トラックバック(0)






旅心】
今日、先月亡くなった義母の納骨に同行した。
暖かいながらも風が強く吹き富士山もその大きな姿を顕わにしていた。

先日古い友人と電話で雑談。
仕事が一段落したらまた数日間家を留守にしてあちこちほっつき歩こうと思う、というと、
しばらく間をおいて、相変わらず生き急いでるなぁ・・と電話の向こうで言っている。

金や時間に余裕があるわけではない。
貯えや余裕があるわけじゃなく、無理してでも今行っておきたいと思うのだ。

それを生き急ぎだっていうんだ・・と友人。

さてどこに出没しましょうか・・・。


[2006/03/28 19:00] 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)






雪柳】
雪柳


朝早く家をでて暗くなって帰る日が続いていた。
そのあいだに毎日通る道端の桜の花の数はふえていった。

梅、桜、コブシにモクレン。サンシュユ、マンサク、レンギョウ・・・。
百花繚乱。

そんな花々を見ながらも、これもきっと、うつつか夢か・・、などと思ってしまったり・。
[2006/03/26 16:28] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






尾張侘助と小倉の里再び】
いろいろ心配事があったり、暖かくも強い風が吹くなか桜がいまにも咲きそうな気配に心穏やかではなくなにやら心騒がしい。
今日、庭を預かっているお寺に行くと、見上げて蕾がふくらんでいる大きな大島桜の下の駐車場には随分車が停まっていて花束を持った人たちが私に小さく頭をさげて墓地に向かう。

お彼岸か・・。
気が付かなかった。

副住職が小走りにやってきて二人で雑談。気温があがり晴れ上がった青い空を背景に杏の花が境内を明るく照らしているかのようだ。

副住職が花束をもった墓参のひとたちに話しかけられた時に私はひとり墓地の入り口に向かった。
おだやかな笑い声もきこえる。

菊桃の木に近づくと蕾の先をもう紅くしている。

少し眠らなくては・・と思いながら家に戻ると先日から咲き始めた「小倉の里」の一輪がその控えめな八重をひろげていた。

そのすぐ横には尾張侘び助がオチョコの口を開きだしている。
しばらくまえから次々に咲いていた尾張侘び助だがこれが最後の花だろう。

そして今日厚みある流れる風に揺れながらニリンソウの最初の一輪が白い花を開いた。

小倉の里
小倉の里2

尾張侘助最後の花
尾張侘助

[2006/03/20 15:37] 庭にて | コメント(2) | トラックバック(0)






平櫛田中記念館】
東京小平市の平櫛田中館にいってきました。
氏の死後邸宅が記念館として残されていて田中さんの彫り物や墨蹟が展示されています。

田中さんのキャリアなどについては興味ある人はご自分で調べるなりしてください。大家ですから検索などでいくらでもヒットするでしょう・・。

さて彫り物ですが、まさに展示されている一点一点のまえで立ち止まってしまいます。木、ブロンズなどから滲み出しやがて溢れるような気を感じます。

とくに「尋牛」。禅の文献である かの十牛図をなにかの折に眼にしたことのある人ならその精神性(とでもいうか・・)の描写表現の前に黙り込んでしまうかもしれません。

他に菊五郎をモデルにしたもの、「力士」「五浦釣人」「気楽坊」「牧人」など、強さ、厳しさ、愉快さ、優しさが強く深く表現されていて、私は「尋牛」とともに大変感銘をうけました。


最後に庭園をみましたが、田中さんの彫り物をみた後ということもあってなのか、まったく面白みのない庭園でした。
紅白の梅が咲いていました。

それでもこの小平の邸宅に住んだ90歳を過ぎての10年ほどのあいだ田中さんがその仕事の合間にこの庭を眺めていたのかと思いながら私も眺めてみました。

田中さんの彫り物は撮影禁止ですから今日は庭の写真だけを。

平櫛田中館2


中庭
平櫛田中館1

[2006/03/17 19:47] 庭園 | コメント(0) | トラックバック(0)






枝折戸60cm】
この冬、庭で使う枝折戸をいくつか作ったが、この春にお客さんの庭の枝折戸を交換するためにそのサイズの枝折戸を作る。
サイズは幅60cm。
やっと現場仕事が一段落した。そして今日、枝折戸を仕上げた。
枝折戸60cm

[2006/03/16 16:17] 庭にて | コメント(0) | トラックバック(0)






小倉の里】
しばらく続いた都内での仕事も一段落。
今日は朝から、先日より手をつけはじめていた枝折戸の仕上げをしたり。

一昨年、縁があって我が世話になった椿「小倉の里」が昨年暮れより丸い花蕾を膨らませていたのが、昨日辺りから芯を見せ始めた。

小倉の里

[2006/03/16 15:44] 庭にて | コメント(2) | トラックバック(0)






細川高国のことを考えていたら・・】
忙しく石を移動したり、庭木を移植したり、枝間に鋏を入れていたり、車庫にこもって竹細工やら粘土をこね回していたりしていたここ数日、細川高国という昔の人のことを考えていた。

三重県・北畠神社庭園、滋賀県・秀燐寺庭園、福井県・朝倉氏庭園。
この三庭園は細川高国の作庭との伝えがあるということで共通している。

以前、なにかのビデオでこの三庭園の映像を見て以来ずっといつか訪ねることになると思っていた。
昨年秋に三重から近畿地方を北に上って福井の一乗谷までの旅を計画したのだが仕事の忙しさに追い回されて実現はしなかった。

それでも先日四国から戻って以来、夜には細川高国の庭を想ったり、当時の足利時代の地方武士の勢力図を調べたりしていた。

そこに・・。
昨日、滋賀県高島市の山の中で土砂崩れがあったとTV放送があった。気になって見ていたら、やはり朽木の国道らしい。朽木には秀燐寺があるのですぐに気になった。
滋賀県には何度と無く足を運んでいるが、庭は勿論、神社仏閣、石造品、歴史遺産の宝庫ともいえるところだ。何度訪ねてもまた訪ねたくなるところだ。

昨日の国道の土砂崩れの報道を知って今夜はまた細川高国という戦国武将のことを思っている。
[2006/03/09 21:26] 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)






花粉症】
このところ庭の手入れやらリフォームなどでバタバタしていた。
今日で一庭一段落した。
材料の仕入れや仕込みを明日から初めて、確定申告もなんとかまとめて、また手入れの仕事をこなし、スイスイといきたいところだが・・・・。

今日の気温は20度近くまで上がったらしく朝からクシャミを連発。
花粉症・・というと・・・今日まで入っていた家の生後7ヶ月のお孫さんが鼻水が止まらなくて、若奥さんがカラス天狗のようなマスクをしてその子を連れて病院へ出かけた。

しばらくすると戻ってきて、どうでした?風邪なら気をつけなくちゃね・・と言うと・・病院で花粉症だって言われちゃった・生後7ヶ月の子でも花粉症になるのねぇ・・。・・・だって。

[2006/03/08 19:59] 雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)






雨休みといきたいところだけれど・・】
昨夜からの雨がずっと降り続いていて庭の仕事は延期。
庭の仕事は延期だが確定申告のための領収書だとか細々雑々を整理し始めた。食堂の机に一切合切を並べて珈琲片手に始めたものの、いつものように外を眺めたり・・。
この雨で開ききった紅梅の花が重そうにぶら下がっているような。
近所の竹も重そうに垂れ下がる。

数字を前にして集中力なんか続く訳が無く郵便物やら古い雑誌をパラパラさせながら時間ばかりが過ぎる。

まぁ・・いつものことだから・・・。

この冬は寒い日が続いていたとばかり思っていたところに、夕方の天気予報の中の桜の開花予報では3月中に咲き始めるのではないかというアナウンスにフーン・・と妙に変に納得。

このところなにやら鼻が控えめながらムズムズしっぱなしだったから、春はもうそこまできてはいるのだろうと思う。
[2006/03/01 19:10] 雑記 | コメント(2) | トラックバック(0)












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