
8月の盆は結局数日間だけ休んだ。
盆前に納めたかった仕事は上手く納まったのだが、後回しにしていた仕事で盆明けから暑いなか汗を絞られている、
新しい住まいへの引越しがまだできていない。
契約上の手続きは無事済んだのだが、リフォームのために大工さんや電気屋さんが出入りしているからだ。
今の仕事が一段落してから新しい住まいでの暮らしをゆっくり整えるつもりだが、引越しは来月にずれ込みそうだ。
最近、夜中にめが覚めることが多くなった。
一人台所で冷蔵庫の電機音がするなかでウィスキィーを薄めた水割りを飲んで眠くなるのを待っていることが多くなった。
そんな話を仕事先の庭で、90歳になったお客さんにすると、
「年寄りみたいだねぇ。。。」と言われた。
盆休みの間に誘われていた映画を観に駅の近くにでた。
剣岳・点の記。
新田次郎の小説はかつて読んでいたが、それを原作にした同名の映画で、今年話題になっていた映画だったようだ。
明治時代の山岳測量師たちの話で、剣岳を始めとする山々が美しい映画だった。
夏の山の場面では現在の登山道が見えてしまったりして興ざめともいえるところはあったが、バッハやヴィバルディが雪の山岳の美しさを荘厳なものにして画面は美しいものであった。
測量隊が剣の頂上にはじめて立ったその後に、小島烏水、岡野金次郎などの山岳会のメンバーが初登頂する。映画好きというよりも登山好きという目でみると、これは事実を歪めたモノという感想をもった。
興味ある人は調べてみるといいと思うが、小島も岡野も登山家としては著名な人であるが、剣の初登頂のメンバーには入っていなかったと思う。
新田次郎のその小説はいま私の手元にはなく、確かめるすべはないが、新田次郎はその小説の中で、測量隊がはじめて剣頂上に立ったその直後に小島、岡野らが登山家として初登頂したと書いていたのだろうか。
新田次郎は歴史小説もかいた。史実を歪めてまで小説をかいたのだろうか。
少なくとも、この映画では史実を歪めていると思った。
勿論、私の記憶違いかもしれないが・・・。
盆休みのあいだに山を歩いてきた。
万太郎山という、谷川岳連峰にあって2000m前後の山で、まだまだ暑い山歩きだったが、望んでいたような静かな山行になった。
汗を絞って稜線にでると谷川岳がそびえていたが、歩いている南側の稜線からガスがあがってきてそれまで歩いてきた稜線を隠してしまった。
一人のハイカーとすれ違っただけの稜線だったが、すれ違った後に振り返るとそのハイカーは岩に腰をおろして休んでいるようだった。
写真はそのときのものだ。
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